世界三大美女のひとりとして知られる楊貴妃がすっぽん液を愛飲していたとされています。
主に肌の美容のためと思われますが、その頃から効果が知られていたとすれば、かなり古くからすっぽんの効果が知られていたことになります。
ただし確証はないので、常識的にはそれ以降と考えるのが順当でしょう。
すっぽんの効果はいつ頃から知られるようになったかは定かではありませんが、いずれにしてもかなり古くからだということは間違いがないようです。
近年、たとえば漢方ではずっと以前から漢方薬として存在したとしても、その効果が一般に知られるようになったのは、最近だと考えられます。
健康食品についても科学的な根拠が必要になり、日本の大学教授などが研究の結果が公表されてから大きな効果が知られるようになったと言えます。
つまりそれ以前は風聞ですっぽんは精力がつくとか肌にハリとうるおいをもたらすということは言われてはいても、確固たる根拠はなかったようです。
したがってそれが本当かどうかは疑わしい面があったようですが、科学的な栄養分析の研究の結果、効果が裏付けられて広く知られるようになったのは最近だと言えるでしょう。
さらにセレブの間ですっぽんを食べたら肌がきれいになるというニュースが広まり、それが学者の研究結果とあいまって一般に知られるようになりました。
男性の精力増強に必要とされるアミノ酸が黒酢に多く含まれるということで、一時期はブームになりましたが、すっぽんには、黒酢の約91倍のアミノ酸が含まれているという研究データが最近注目されています。
さらに最近は、女性が喜ぶコラーゲンやリノール酸などの良質な脂肪酸や鉄分などが豊富に含まれていることが知られるようになりました。
すっぽんの効果が知られるようになったのは古い時代からと考えられていますが、それは伝説的な面もあり、広く一般に知られるようになったのはごく最近と言えるでしょう。
それは科学的な研究で分析データが公表されたからで、それまでは噂の域を出なかったようです。